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2008年07月29日

女を発見する「詩歌」

      中国黒龍江省社会科学院北東アジア研究所所長助理、研究員 笪志剛


良い男
悪い男
共通なのは
女を発見できること


良い男が
好きな女を見つけると
妻としての決定を選ぶ
そういうわけか
妻として迎えられた
女は
いつか悪い男に
再び発見されられる


悪い男
綺麗な女を見つけると
愛人としての決定を選ぶ
そういうわけか
愛人として迎えられた
女は
必ず良い男に
再び発見されられない


良い男は
妻のために
離婚しないが
不倫が時々である

悪い男は
愛人のために
結婚しないが
よく守っていくである


女を発見することに
良い男と悪い男の
能力が相当似ている
その考えの差は
真理を探ると同じである





  


Posted by 虎ちゃん at 06:37Comments(2)詩歌・小説

2007年08月07日

旅 愁(日本語の詩歌)

         

        中国黒竜江省社会科学院北東アジア研究所所長助理  笪 志剛


尽きない道
方向のない車
激情の乏しい人
彷徨の漲り旅


分けのない痛み
麻痺される情け
応じられない楽しみ
旅愁の漲り旅


写真:朝霧の立ち込めている田舎の小道
  


Posted by 虎ちゃん at 23:26Comments(0)詩歌・小説

2007年08月07日

朝風(詩歌)

     中国黒竜江省社会科学院北東アジア研究所所長助理  だ志剛

落ち葉がゆらゆらと漂う

朝風の吹き日

低く垂れている浮雲が

哀愁の枝先を押しつぶし

遠ざかる物事への悲痛を

夢から覚めた方向に見失う






  


Posted by 虎ちゃん at 22:41Comments(0)詩歌・小説

2007年02月20日

日本列島への礼賛(詩)

ERINA客員研究員・黒龍江省社会科学院経済研究所研究員 笪 志剛




引かれる弓の如く
串に通される真珠の如く
緑衣装の少女の如く
細長い列島が東アジアに浮かんでいる


早春の喜びを知らせる鳥の如く
遅れた三月の雪の如く
大和民族の魂の如く
きらびやかな桜が東瀛に漂っている


入神の技で作られたの如く
美酒と寒天が流れる如く
きらびやかな煉獄の如く
温泉が扶桑に及んでいる


色雲に首を巻きつけられた如く
地蔵菩薩の大口の如く
地殻の溢れる踊りの如く
火山は日本の風貌を鋳造している


廃墟上の悲鳴の歌声の如く
大地の怒鳴るの如く
びんと張られる弓づるの如く
地震が日本の性格を養っている


寒暖な海流の合流の如く
漁船が錨を下ろされた如く
衝突された交流の如く
海洋が日本の黎明を成就している



文末の語:日本は花園である。町が小さい花園であり、都市が中レベルの花園であり、国が大きな花園である。日本は謎である。日本人が小さい謎であり、国が中レベルの謎であり、大和民族が大きな謎である。日本文明は独特な文明である。舶来が種子であり、包容が緑の葉であり、美しさが花である。桜も温泉も地震も火山も一処また一処、体感しないと感触がない。日本を離れることが近づいてくる時に、このような感受がますます強烈となりつつあります。


  


Posted by 虎ちゃん at 14:55Comments(1)詩歌・小説

2007年01月25日

仰天四季――妻への偲び偶感

  ERINA客員研究員・黒龍江省社会科学院経済研究所研究員 笪 志剛





「春」

風の吹き始まる黄昏
信濃川岸での一人徘徊の姿
知っているか
さらさら風も無言の寂しさを語る


「夏」

まばたき星達の月夜
一人で蒼天を見仰ぐシルエット
知っているか
星の移動も眠れず標しである


「秋」

小雨降りの潮時
孤独に窓前に突立って
知っているか
ぱらぱら雨も糸切れ思念である


「冬」

雪の飛び散る今ごろ
一人で家帰りの途中
知っているか
透き徹る雪弁も凝結の涙である



注:この詩は僅か幾分間で完成したもので、推敲すべきである詩歌の創作規律に背くかも分かりません。だが、抑えられない妻への偲びが霊感をそそり、四季仰天だけでなく筆者の心をもびっくりさせた。心にこれほど分量のある妻がいるなんだ。  


Posted by 虎ちゃん at 10:21Comments(0)詩歌・小説

2007年01月23日

女性の美

     
     ERINA客員研究員・黒龍江省社会科学院経済研究所研究員 笪 志剛






女性の美は
瞬間にあり
女としての運命の生まれから
女性が生命延長の使命を
伝承された


女性の美は
一生にあり
懐妊で母になろうという一刻から
女性が生命育ちの重荷に
下ろされない


女性の美は
恒久にあり
子供を成人させる日から
女性が生命万歳の輪廻を
完成させる




詩を書く感想:「日本経済新聞」に掲載されたこの写真を見た瞬間、女性の一瞬の美、一生の美を強く感じた。画面を通して女性の偉大さ、素晴らしさ、生命の壮麗、人間の美しさなどを吟味でき、女性の美も心の隅々まで広げていく。

  


Posted by 虎ちゃん at 14:59Comments(0)詩歌・小説

2007年01月19日

東瀛の恋――ある日本の女の子へ捧げる「詩]

      ERINA客員研究員・黒龍江省社会科学院経済研究所研究員 笪 志剛






(一)

すれ違いざまに目にした微笑
黙々としたあなたの視線
一挙手一抬足の優雅

見守らせてくれ
東瀛の娘


(二)

膝を交えて眺めた喜び
にこにこしていた表情
朗らかな楽しい仕草

恋は思案のほか
東瀛の娘


(三)

スクリーンの中の暗闘
隣座りで互いの遠慮
台詞以外の瞑想

近づかせてくれ
東瀛の娘


(四)

夜のとばりに包まれている駅
ひっきりなしに通過している人
バス発車のとどろき

呼ばせてくれ
東瀛の娘  


Posted by 虎ちゃん at 20:33Comments(2)詩歌・小説